帆掛きそば

釣り上げたGTで「沖縄そばダシ」と「絶品料理」を作る!!

  • 2020年7月3日
  • 2021年11月28日
  • 食べる

ハイサイ!沖縄のニッシーです!

 

前回の冒険では、ショアから「メーターオーバーのGT(ロウニンアジ)」を釣り上げることができました。

僕のモットーは「キャッチ&イート(釣った魚を持ち帰って食べること)」なので、釣り上げたGTを持ち帰って美味しく頂こうと思います。

 

ガーラ
前回ショアから釣り上げた「GT」

 

「120センチ、25キロオーバー」という想定外なサイズだったので、大型のクーラーボックスなのに頭しか入りません。

当然、クーラーボックスのフタは閉まりません(笑)

 

最寄りの漁港で製氷機を借り、氷漬けにしたGTを持って超特急で「ある場所」に向かうことにしました。

 

「GT」は、食用として認識されていない魚

 

ところで、GTを釣った」という話はよく聞くんですが、GTを食べた」という話を皆さんは聞いたことがありますか?

本来「GTフィッシング」とは、GTの猛烈なファイトを楽しむ「スポーツ色が強い釣り」です。

 

ボートからの釣りは「オフショア」と呼ばれる

 

アングラーがGTを狙う場合、大多数の方がオフショアでのボートツアーを利用します。

こうしたツアーでは、GT「キャッチ&リリース(釣った魚を生きたまま元気なうちに水域に放すこと)」を前提としている場合がほとんど。

そのため、アングラーは釣り上げたGTを持ち帰ることが出来ず、食べる機会が少ないのです。

 

また、GT「市場でもあまり高値がつかない魚」です。

特に大型のGTは、「さばく労力に見合った味ではない」と評価されています。

 

GTフィッシングのシステム上、食べる機会が少なく、値段も安いことから流通しないため、GTは美味しくない説」が広がっているのかもしれません。

しかし、僕は自信を持って断言します!

 

ニッシー
「GTは美味しい魚です!!」

 

沖縄そば屋で「GTダシの沖縄そば」を作ってもらう

 

ということで、激闘をくり拡げてくれたGTに敬意を払い、美味しくいただくことに。

釣り上げたGTを持って向かったのは、「帆掛きそば」さん。

 

「帆掛きそば」

 

僕の釣り友達「前當(まえとー)」さんのお店で、ここでは一風変わった「沖縄そば」を提供されています。

「帆掛きそば」の特徴は、「無化調かつ、そばダシに地魚が使われている」こと

 

「沖縄そばダシ」になる魚たち

 

一般的な沖縄そばは、「カツオダシ」がベースです。

ここでは、「チン、チヌマン、トカジャー、タマン、ムルー、シルユー、オーマチ、ミーバイ、カーエー、エーグワァー、イラブチャー、アーガイ、ミミジャー、シチューマチ、ビタロー、ガクガク、モンガラ…」などが使われています。

 

あえて沖縄方言で魚名を書いてますが、どんな魚か想像つきますでしょうか?

その日使われている魚によって、毎回そばダシの味が変化するので、来る度にワクワクさせてもらっています!

 

 

「帆掛きそば」の沖縄そば

 

「フカセ釣りの名手」である、まえとーさんが自ら釣って来た魚や、釣り仲間からの持ち込みの魚、市場で仕入れた地魚がスープのベースになります。

 

お店にGTを持ち込んだ僕のねらいは、GTダシの沖縄そば」をより多くの方に食べてもらい、GTの美味しさを周囲にPRすることにありました!

 

「GT」の解体と調理にとりかかる

 

さあそれでは、持ち帰ってきたGTの解体」に取り掛かります。

 

左側が僕(ニッシー)、右側がまえとーさん

 

解体は、まえとーさんとの協力体制。

「軍手」を装備して、「特大の出刃包丁」で開いていくことに。

規格外のエラや頭周りの解体は、包丁ではどうにもならないので、ノコギリを使用しました(笑)

 

解体を進めながら、「切り身とモツ(胃袋、白子)」は自分たちのお楽しみ用、「アラ」はそばダシ用に分けていきます。

 

GTの「胃袋」の中から…

 

GTの胃袋の中からは、呑み込まれたばかりの「トビウオ」が出てきましたよ!

 

出刃包丁とノコギリを使い分けながら順調に作業が進み、解体が完了したのは40分後

 

「アラ」のデカさが規格外(笑)

 

そば出汁用のアラだけで、なんと90リットルのバケツ」がいっぱいに。

今回のGTアラから、なんと200食分の沖縄そば」が提供できるそうです!

 

ここからは、店主のまえとーさんが厨房に立ち、「GTダシの抽出作業」を進めていきます。

 

「GTダシ」を抽出中

 

寸胴鍋にお湯を沸かし、GTアラ」を投入!

かなり大きな鍋ですが、アラが規格外サイズなので鍋が小さく見えます()

 

煮詰めながら丁寧にアクを取り、GTの旨みをじっくりと抽出。

まえとーさんのブレンドが入り、「特製のGT沖縄そばダシ」が仕上がっていきます。

 

厨房中に美味しい匂いが広がり、横で待機している僕のワクワクも最高潮です!

 

「GTダシ沖縄そば」が完成

「GTダシ」の沖縄そば

 

そして、ついにGTダシの沖縄そば」が完成。

もちろん、まずはGTが溶け込んだスープからいただくことに。

 

お味の感想は…

 

ニッシー
「上品で、飲みやすい!!」

 

口に入れた瞬間に「アジの仲間特有の香ばしい香り」が広がって、抜群の旨さです。

 

さすが、「南海の王者」とも呼ばれるGT

 

ダシの中でも、抜群の存在感で泳いでいます。

「しつこくなく、あっさりした味わい」だったので、スープまで残さずに完食しました。

 

「GTダシ沖縄そば」大好評で完売!

 

食べて頂いた方々の評判も上々!!

 

「200食分」全て、お店を訪れた皆さんに美味しく食べて頂きました。

GTはきっと、みなさんのエネルギーになって身体の中を泳ぎ回っていることでしょう。

 

「初めてGTを食べた!」

 

GTって美味しいんだね!」

 

という声をたくさんいただき、釣ってきた立場としても、本当に嬉しかったです。

 

その他の「GT料理」も絶品

 

さて、最後に自分たちの楽しみにとっておいたとっておきのGT料理」を紹介。

 

【GTの刺身&ニンニク醤油漬け】

 

お刺身は「ブリ」に近い味。生で食べると、やや大味。このサイズのGTだと身に脂身が多いので、「漬け」にして食べると一層美味しくなる!

 

 

【GTのオリーブオイル焼き&フライ】

 

GTの切り身に塩コショウをまぶし、「オリーブオイル」をかけて焼き上げる。フライも身がフワフワで美味しい。

個人的に大型のGTは火を通した料理があう気がする。味は共に「鶏肉」に近い味、繊細でバツグン!

 

 

【GTの兜焼き】
 

「GTの頭部」をまるごとバーベキューグリルで、遠火から1時間じっくり焼き上げた一品。「頬肉や目玉周りの肉」が特に絶品で、頭だけでチキンの丸焼き以上の肉がとれる!

 

 

【GTの胃袋、白子のニンニク醤油漬け】
 

まえとーさん直伝レシピ。個人的に今回一番大当たりだった。

塩で丁寧にヌメリを取り、茹でた後に「ニンニク醤油」で漬け。「胃袋」はコリコリ食感、「白子」はフワフワ食感。噛む程に「旨み」が広がる、ヤミツキ注意な味!

 

 

以上、「実はGTは美味しい魚だよ」というお話でした。

 

釣行後の仲間との「ゆんたくタイム」も大好き♪

 

美味しい酒と肴を囲んで、釣り仲間と語らいながら夜を明かす。僕が「釣りが好きで良かった」と、心から実感出来る時間です。

 

釣れたら仲間と「祝賀会」でワイワイ、釣れなかったら「反省会」でワイワイ…

 

この至福の時間を一番の楽しみに、僕は懲りずにまた海へと出かけるのです。

 

ニッシー
それでは、また!

 

【店舗情報】

 

帆掛きそば(ふーかきそば)

●所在地: 〒904-2211 沖縄県うるま市字宇堅7

●電話: 098-973-3633

●営業時間:11:00~17:00

●定休日:水曜日

 

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