ハリセンボン

近所の漁港で「ハリセンボン(アバサー)」を引っ掛けて釣る冒険

  • 2020年7月6日
  • 2021年11月28日
  • 釣る

ハイサイ!沖縄のニッシーです!

 

今回僕が狙う「ターゲット」は、この魚。

 

ハリセンボン
「ハリセンボン(アバサー)」

 

皆さんご存知、「ハリセンボン」です。

水族館で展示されていたり、可愛らしい見た目からファンも多い魚ではないでしょうか。

 

全国的には「観賞魚」としての人気が高いハリセンボンですが、沖縄県では「アバサー」という方言名で親しまれる食材なのです。

 

今日は、釣りで「ハリセンボン(アバサー)」を捕獲する話です。

 

「ハリセンボン」ってどんな魚⁇

 

「ハリセンボン」は、暖かい海に生息する「フグの仲間」です。

フグの仲間ですが、「毒」は持っていません。

 

全長30センチ程の個体が多く、浅いサンゴの海や港内をのんびり泳いでいるのをよく見かけます。

 

特徴は何と言っても、身体中から生えた「鋭いトゲトゲ」

この「トゲ」は「鱗」が変化したもので、英名は「ポーキュパイン・フィッシュ」。意味は「ヤマアラシのような魚」です。

 

写真上が「通常形態」、写真下が「膨らんでいる途中」
 

普段「トゲ」は寝ていますが、外敵に襲われて危険が迫ると、「水」と「空気」を吸って全方位に針を立てます

 

この全身から生えた「トゲ」が、結構な痛さ!

 

 

ハリセンボン
トゲトゲの「痛さ」を我慢して撮影
 

手に乗せてるだけでチクチクしますが、ちょっとでも圧がかかると「出血するレベルの鋭さ」です。

 

ちなみに「針千本」という名前ながら、実際の針の数は「300~400本弱」ぐらい。個体によって、針の数は異なります。

「ハリヨンヒャクポン」では語呂が悪いですもんね(笑)

 

沖縄など暖かい海域に生息しているハリセンボンですが、僕の地元の「島根県」でも数年に一度大漁発生し、定置網にかかって問題になります。

網の中でハリセンボンがトゲを立てることで、他の「漁獲した魚」に傷がつき、商品価値が暴落するためです。

 

実家にある「ハリセンボンのフグ提灯」

 

南から流れる海流に乗って、本来生息していない地域にまでやって来るんです。

極寒の冬の日本海では生き残れないので、こうしたハリセンボンは「死滅回遊魚」と呼ばれます。

 

「ハリセンボン」を釣ってみよう

 

さあ、いよいよ「ハリセンボン」を狙って釣っていきましょう!

 

「ハリセンボン(アバサー)」狙いのタックル

 

「ハリセンボン」は、沖縄県内の海岸ならどこにでも見つけることが出来ます。

今回は、「足場のいい漁港」を釣り場に選択しました。

 

「ハリセンボン」を狙う「仕掛け」がこちら!

 

「仕掛け」のイラスト

 

ラインは「細すぎ、太すぎ」でなければ「何でも大丈夫」です。

僕は今回、「6号のナイロンライン」を使用しました。

 

実際の写真だと、こんな感じの「仕掛け」になります。

 

アバサー狙いの「仕掛け」の写真

 

「ビニール袋の切れはし」を結ぶ

 

後で詳しく解説しますが、仕掛けに結んだ「ビニール袋の切れはし」がポイントです。

上の仕掛けを使った「ハリセンボン釣りの手順」は以下の通りです。

 

①:上から海を覗いて「ハリセンボン」を探す
⇒堤防を歩いていると、「壁沿い」や「停泊中の船の周り」によくハリセンボンが居着いています。 

②:「ハリセンボン」の目の前に「仕掛け」を落とす
⇒見つけた「ハリセンボン」をピンポイントに狙っていくのが効率的です。 

③:竿をゆっくり上下させて誘う
⇒ここでポイントになるのが、「ビニール袋の切れはし」。ハリセンボンは好奇心が強いので、海中でユラユラする「ビニール」に興味津々で近づいて来ます。

④:「ハリセンボン」が近づいてきたら、竿をシャクって「フッキング」!
⇒手首のスナップをきかせて、「ハリセンボン」を引っ掛けて釣り上げましょう。

 

仕掛けの下に「ボラ掛け針」がついているので、手首のスナップを効かせて竿を上にシャくると「フッキング」が決まります。

後は、引っ掛けた「ハリセンボン」を釣り上げるだけです。

 

アバサー 釣り
「ハリセンボン」が釣れた!

 

泳いでいる「ハリセンボン」を見つけることが出来れば、簡単に釣り上げることが出来ますよ!

「ハリセンボン」は、漁港の「障害物や船の影」「岸壁沿い」にいることが多いです。

 

釣り上げた「ハリセンボン」を観察してみる

 

その後も堤防を歩き回り、足下を泳いでいる「ハリセンボン」をテンポよく釣って行きます!

 

「ハリセンボン」が大漁!

 

1時間程釣り歩いたところで、釣果は「10匹」。

水から上げると、「フガフガ」言いながら空気を吸って、少しづつ膨らんでいきます。

 

アバサー
膨らんだ「ハリセンボン」たち

 

「一瞬で膨らむ上手な子」、「時間をかけてもなかなか膨らめない不器用な子」とハリセンボンにも「個性」があって面白いです(笑)

 

ハリセンボン
手乗り「ハリセンボン」

 

正面から見ると、「ハリセンボン」はとても愛くるしい顔をしています。

 

ハリセンボンは歯がとても鋭いので、口元に「指」を近づけないように注意してください!

 

海中ではこの丈夫な歯を使って、「貝殻」「ウニ」をバリボリ噛み砕いて食べています。

 

「ハリセンボン」のお腹

 

膨らんだ状態の「ハリセンボン」をひっくり返すとトゲトゲで、まるで「イガグリ」に見えます。

トゲが尖っていて痛いので、持つときは「軍手」の着用がオススメです。

 

「ハリセンボン」の尾鰭

 

「ハリセンボン」の「尾鰭(おびれ)」は、極小サイズ

 

小さな尾鰭や胸鰭を「ダンボ」のようにパタパタ羽ばたかせて、ゆっくり泳ぎます。

泳ぎがあまり得意でないので、シュノーケリング中に水中で出会っても簡単に捕まえられます。

 

今回釣れたハリセンボン達は小型だったので、観察をした後に全て「リリース(釣れた魚を逃すこと)」しました。

 

釣り人にとって「厄介な存在」でもある

 

ちなみに、「ハリセンボン」を専門に狙うアングラーはあまりいません。

むしろ「厄介者」として釣り人からは、敬遠される存在です。

 

「ルアー」「エギ」を投げていると追いかけて来てボロボロにされますし、フカセ釣りでも「餌」を器用に盗んでいくためです。

 

次回の記事では、夜の漁港に出かけて捕まえた「ハリセンボン」を美味しく食べる話を紹介します。

 

ニッシー
それでは、また!

 

 

【今回のタックル】

 

・ロッド:プロマリン「テトラ大物EX150M
・リール:シマノ「チヌマチック1000XT
・ライン:ナイロン6号
・ルアー:ジグヘッド+グラスミノー(S)

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