ヤシガニ

世界最大の巨大ヤドカリ「ヤシガニ」を探す冒険

  • 2020年7月14日
  • 2022年6月19日
  • 食べる

ハイサイ!沖縄のニッシーです!

 

沖縄県には、本州地域で見られないような「巨大生物」が数多く生息しています。

世界最大のヤドカリの仲間「ヤシガニ」も、そんな沖縄を代表する巨大生物です。

 

1キロ級の「ヤシガニ」。まだまだ小型なサイズ

 

今回は、そんな「ヤシガニ」について紹介します。

 

「ヤシガニ」ってどんな生き物⁇

 

ヤシガニ
「ヤシガニ」

 

「ヤシガニ」は、「インド洋・西太平洋」など南国の島に住む生き物です。

 

日本国内では、「沖縄本島」や「宮古島」、「八重山諸島」に生息しています。

沖縄の方言では、「アンマク」「マクガン」と呼ばれます。

 

 

名前に「カニ」とありますが、ヤシガニは「ヤドカリ」の仲間です。

ヤドカリの仲間ですが、海の中ではなく「陸上」で暮らしています。

 

沖縄には同じく陸上で暮らす、「オカヤドカリ」がいます。

 

オカヤドカリ ヤシガニ
一般的な「オカヤドカリ」

 

オカヤドカリは「貝殻」を背負っていますが、ヤシガニは基本的に「貝殻」を背負いません

ヤシガニの特徴は、何と言っても巨大なサイズ感

 

本島某所で見つかった「3キロ級のヤシガニ」

 

最大サイズになると、重量4キロオーバー

両脚を広げた長さが1メートルを超える「世界最大のヤドカリ」です‼︎

 

 

上の写真の「3キロ級」の個体は、両足を広げた長さが「2リットルのペットボトル横に2本分」ありました!

 

ヤシガニは「夜行性」。日中は奥地に潜んでおり、夜になると餌を探して歩き回ります。

 

ヤシガニ
岩陰に潜む「ヤシガニ」

 

「海岸近くの森林」「サトウキビ畑」、時には「住宅地」で見つかることもあります。

雑食性なので「海岸に生える植物の実」や「動物の死骸」など、口に入るものならなんでも食べます。

 

熟した「アダンの実」や「タコノキの実」が大好物

 

ヤシガニ同士で「共食い」もしますし、かつては「土葬された遺体」がヤシガニに掘り起こされる被害もあったそうです。

 

「ヤシガニ」のハサミの怪力は○○級

 

ヤシガニの名前は、「堅いヤシの実を砕く」ことに由来しています。

そのハサミの怪力は、30キロ近い重さのモノを持ち上げる程。

 

大きな個体だと、挟む力は「ライオンの噛む力」と同じとされています!

 

ニッシー
人間が指を挟まれると、指を失うことになります!!

 

 

正しい持ち方を知らないと、「大事故」につながる危険が!

 

ヤシガニには「正しい持ち方の手順」がありますが、安全のためここでは解説しません。

僕はガイドとして持ち方を学び、安全管理を徹底した上で「自己責任」で行っています。

 

ニッシー
大変危険なので「ヤシガニ」を見つけても、手を近づけないように気を付けましょう!

 

「ヤシガニ」は絶滅の恐れがある生き物

 

以前は沖縄に数多く生息していた「ヤシガニ」ですが、「乱獲」「環境破壊」によって急激に数が減っています。

 

ヤシガニ
「沖縄本島」では、ほとんど見られなくなってしまった…



「ヤシガニ」は、環境省「絶滅危惧種Ⅱ類」に指定。

沖縄本島では、ほとんど見られなくなってしまいました。

 

「離島」は本島と比べて個体数が多いですが、地域によっては条例」で保護されているなど、ヤシガニは稀少な生き物です。

 

西表島で「ヤシガニ」と初遭遇

 

僕が初めて野生のヤシガニと遭遇したのは、「西表島」でした。

ネイチャーガイドの修行で、当時僕が住んでいた「西表島」にはヤシガニが数多く生息していたのです。

 

夜釣り中にビーチで出会った「ヤシガニ」

 

ビーチで夜釣りをしていると、釣り餌の「サンマ」をヤシガニに強奪されることがよくありました(笑)

 

夜釣りで毎晩出歩いていたので、「道路を横断するヤシガニ」「海岸を歩き回っているヤシガニ」を当たり前のように見ていました。

 

以外だったのが、「海岸の岩場に張り付いている個体」が特に多かったこと。

 

ヤシガニ
岩場の崖に張り付いていた「ヤシガニ」

 

ゴツゴツした「琉球石灰岩」の岩場に、セミのように張りついたヤシガニをたくさん見ました。


サトウキビ畑では、珍しい「ベビーサイズのヤシガニ」を見つけたこともありました。

 

ヤシガニ
ここまで「小型のヤシガニ」は、かなり珍しいそう!

 

「軍手より小さな個体」ですが、このサイズでも挟まれたらただではすみません。

当時は、夜釣りのついでに「ヤシガニ」を飽きるほど観察して楽しんでいました。

 

「ヤシガニ」は珍味な高級食材

 

離島地域において、ヤシガニは「非常に美味な高級食材」として知られています。

 

ヤシガニ
「茹でて食べる」のが一般的な食べ方
 

石垣島などで提供される「ヤシガニ料理」お値段は、数千円〜数万円

那覇の公設市場では、1匹3万円程度で「生きた個体」が販売されています。

 

 

個人的には、「ヤシガニの味」の感想は、「タラバガニとイセエビを足して2で割った味」に感じました。

 

 

将来的には、保護規制の強化で「ヤシガニ」食べることが出来なくなる可能性があります。

現在「ヤシガニの捕獲」を規制している地域が多く、密猟は犯罪になります。

 

ニッシー
トラブルを避けるためにも、ヤシガニを食べる場合は正規の業者を利用しましょう!



絶品「ヤシガニパスタ」を作る

 

僕が以前に食用で譲って頂いた「ヤシガニ」で作った、絶品料理を紹介します。

身が抜群に美味しいヤシガニですが、お腹に詰まった「濃厚なミソ」が個人的には一番美味しいです。

 

僕オススメの「ヤシガニのミソを使ったパスタ」のレシピは、こちら!

 

ヤシガニ
ニッシー特製の「ヤシガニパスタ」

 

 

①:ヤシガニを「蒸し焼き」にし、身体が赤くなるまで茹で上げます。

 

②:茹でたヤシガニのお腹を開き、「ミソ」を取り出します。
 お腹から「オリーブオイルのような脂状の濃厚なミソ」が流れ出してきます。

 

③:取り出した「ミソ」から「内臓」を残らず取り除きます。
 「ミソ」に「細い腸」が混じっていると確実にお腹を壊すので、注意して取り除きます。

 

④:「ヤシガニのミソ」と「マヨネーズ」を混ぜ合わせて、「パスタソース」を作ります。

 

⑤:④で作った「パスタソース」と「ヤシガニの身」をパスタにかけて、「シークワーサー」を絞って完成!

 

「写真左上」が「ヤシガニのミソ」

 

 

ヤシガニ
抜群に美味い「ヤシガニパスタ」

 

食用で流通している「ヤシガニ」は、超レアなので滅多に食べることが出来ません。

ただ、この「ヤシガニパスタ」はとにかく美味しいんですよね~(笑)

 

これが「3キロオーバーの巨大ヤシガニ」だ!

 

2021年4月のこと。沖縄本島の某海岸で「巨大ヤシガニ」に遭遇しました!

 

ヤシガニ
遭遇した「巨大ヤシガニ」
 

両脚を広げた長さは、脅威の70センチ!!

重量も3キロオーバーで、おそらく50年近く生きているヌシです!!

 

ヤシガニ
両脚を広げると「70センチ」オーバー

 

ヤシガニ
重量は「3キロ」オーバー

 

僕もこんな「規格外のヤシガニ」は、初めて見ました!

 

 

このクラスのヤシガニだと、指どころか手首ごと持っていかれるので大変危険です。

 

ヤシガニの持ち方、おとなしくさせる「知識・経験」がないと本当に危険なので、ヤシガニを見つけても手を近づけないようにしてください!

 

ヤシガニ
「超怪力」で危険なので、真似しないでくださいね!

 

試しに、このヤシガニに「竹ぼうきの柄」を挟ませてみましたが、「頑丈な竹」がいとも簡単にズタボロにされてしまいました。

 

ヤシガニに「竹」を挟ませてみる!
「ヤシガニ」にズタボロにされた「竹」

 

開発や乱獲により生息数が激減している「ヤシガニ」ですが、沖縄本島にもまだこんなサイズの「ヤシガニ」が潜んでいることに感動しました。

これからもこの海岸で、まだまだ長生きしてほしいです。

 

最後に「記念撮影」!

 

いつまでも沖縄で「ヤシガニ」が観察出来るように、次の世代に美しい環境を残していきたいですね。


ニッシー
それでは、また!

 

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