ヤシガニ

世界最大の巨大ヤドカリ「ヤシガニ」を探す冒険

  • 2020年7月14日
  • 2021年11月19日
  • 食べる

ハイサイ!沖縄のニッシーです!

 

沖縄県には、本州地域で見られないような「巨大生物」が数多く生息しています。

世界最大のヤドカリの仲間「ヤシガニ」も、そんな沖縄を代表する巨大生物です。

 

1キロ級の「ヤシガニ」。まだまだ小型なサイズ

 

今回は、そんな「ヤシガニ」について紹介します。

 

「ヤシガニ」ってどんな生き物⁇

 

ヤシガニ
「ヤシガニ」

 

「ヤシガニ」は、「インド洋・西太平洋」など南国の島に住む生き物です。

 

日本国内では、「沖縄本島」や「宮古島」、「八重山諸島」に生息しています。

沖縄の方言では、「アンマク」「マクガン」と呼ばれます。

 

 

名前に「カニ」とありますが、ヤシガニは「ヤドカリ」の仲間です。

ヤドカリの仲間ですが、海の中ではなく「陸上」で暮らしています。

 

沖縄には同じく陸上で暮らす、「オカヤドカリ」がいます。

 

小型の「オカヤドカリ」

 

オカヤドカリは「貝殻」を背負っていますが、ヤシガニは基本的に「貝殻」を背負いません

ヤシガニの特徴は、何と言っても巨大なサイズ感

 

本島某所で見つかった「3キロ級のヤシガニ」

 

最大サイズになると、重量4キロオーバー

両脚を広げた長さが1メートルを超える「世界最大のヤドカリ」です‼︎

 

 

上の写真の「3キロ級」の個体は、両足を広げた長さが「2リットルのペットボトル横に2本分」ありました!

 

ヤシガニは「夜行性」。日中は奥地に潜んでおり、夜になると餌を探して歩き回ります。

 

ヤシガニ
岩陰に潜む「ヤシガニ」

 

「海岸近くの森林」「サトウキビ畑」、時には「住宅地」で見つかることもあります。

雑食性なので「海岸に生える植物の実」や「動物の死骸」など、口に入るものならなんでも食べます。

 

熟した「アダンの実」や「タコノキの実」が大好物

 

ヤシガニ同士で「共食い」もしますし、かつては「土葬された遺体」がヤシガニに掘り起こされる被害もあったそうです。

 

「ヤシガニ」のハサミの怪力は○○級

 

ヤシガニの名前は、「堅いヤシの実を砕く」ことに由来しています。

そのハサミの怪力は、30キロ近い重さのモノを持ち上げる程。

 

大きな個体だと、挟む力は「ライオンの噛む力」と同じとされています!

 

ニッシー
人間が指を挟まれると、指を失うことになります!!

 

 

正しい持ち方を知らないと、「大事故」につながる危険が!

 

ヤシガニには「正しい持ち方の手順」がありますが、安全のためここでは解説しません。

僕はガイドとして持ち方を学び、安全管理を徹底した上で「自己責任」で行っています。

 

ニッシー
大変危険なので「ヤシガニ」を見つけても、手を近づけないように気を付けましょう!

 

「ヤシガニ」は絶滅の恐れがある生き物

 

以前は沖縄に数多く生息していた「ヤシガニ」ですが、「乱獲」「環境破壊」によって急激に数が減っています。

 

ヤシガニ
「沖縄本島」では、ほとんど見られなくなってしまった…



「ヤシガニ」は、環境省「絶滅危惧種Ⅱ類」に指定。

沖縄本島では、ほとんど見られなくなってしまいました。

 

「離島」は本島と比べて個体数が多いですが、地域によっては条例」で保護されているなど、ヤシガニは稀少な生き物です。

 

西表島で「ヤシガニ」と初遭遇

 

僕が初めて野生のヤシガニと遭遇したのは、「西表島」でした。

ネイチャーガイドの修行で、当時僕が住んでいた「西表島」にはヤシガニが数多く生息していたのです。

 

夜釣り中にビーチで出会った「ヤシガニ」

 

ビーチで夜釣りをしていると、釣り餌の「サンマ」をヤシガニに強奪されることがよくありました(笑)

 

夜釣りで毎晩出歩いていたので、「道路を横断するヤシガニ」「海岸を歩き回っているヤシガニ」を当たり前のように見ていました。

 

以外だったのが、「海岸の岩場に張り付いている個体」が特に多かったこと。

 

ヤシガニ
岩場の崖に張り付いていた「ヤシガニ」

 

ゴツゴツした「琉球石灰岩」の岩場に、セミのように張りついたヤシガニをたくさん見ました。


サトウキビ畑では、珍しい「ベビーサイズのヤシガニ」を見つけたこともありました。

 

ヤシガニ
ここまで「小型のヤシガニ」は、かなり珍しいそう!

 

「軍手より小さな個体」ですが、このサイズでも挟まれたらただではすみません。

当時は、夜釣りのついでに「ヤシガニ」を飽きるほど観察して楽しんでいました。

 

「ヤシガニ」は珍味な高級食材

 

離島地域において、ヤシガニは「非常に美味な高級食材」として知られています。

 

ヤシガニ
「茹でて食べる」のが一般的な食べ方
 

石垣島などで提供される「ヤシガニ料理」お値段は、数千円〜数万円

那覇の公設市場では、1匹3万円程度で「生きた個体」が販売されています。

 

 

個人的には、「ヤシガニの味」の感想は、「タラバガニとイセエビを足して2で割った味」に感じました。

 

 

将来的には、保護規制の強化で「ヤシガニ」食べることが出来なくなる可能性があります。

現在「ヤシガニの捕獲」を規制している地域が多く、密猟は犯罪になります。

 

ニッシー
トラブルを避けるためにも、ヤシガニを食べる場合は正規の業者を利用しましょう!



絶品「ヤシガニパスタ」を作る

 

僕が以前に食用で譲って頂いた「ヤシガニ」で作った、絶品料理を紹介します。

身が抜群に美味しいヤシガニですが、お腹に詰まった「濃厚なミソ」が個人的には一番美味しいです。

 

僕オススメの「ヤシガニのミソを使ったパスタ」のレシピは、こちら!

 

ヤシガニ
ニッシー特製の「ヤシガニパスタ」

 

 

①:ヤシガニを「蒸し焼き」にし、身体が赤くなるまで茹で上げます。

 

②:茹でたヤシガニのお腹を開き、「ミソ」を取り出します。
 お腹から「オリーブオイルのような脂状の濃厚なミソ」が流れ出してきます。

 

③:取り出した「ミソ」から「内臓」を残らず取り除きます。
 「ミソ」に「細い腸」が混じっていると確実にお腹を壊すので、注意して取り除きます。

 

④:「ヤシガニのミソ」と「マヨネーズ」を混ぜ合わせて、「パスタソース」を作ります。

 

⑤:④で作った「パスタソース」と「ヤシガニの身」をパスタにかけて、「シークワーサー」を絞って完成!

 

「写真左上」が「ヤシガニのミソ」

 

 

ヤシガニ
抜群に美味い「ヤシガニパスタ」

 

食用で流通している「ヤシガニ」は、超レアなので滅多に食べることが出来ません。

ただ、この「ヤシガニパスタ」はとにかく美味しいんですよね~(笑)

 

これが「3キロオーバーの巨大ヤシガニ」だ!

 

2021年4月のこと。沖縄本島の某海岸で「巨大ヤシガニ」に遭遇しました!

 

ヤシガニ
遭遇した「巨大ヤシガニ」
 

両脚を広げた長さは、脅威の70センチ!!

重量も3キロオーバーで、おそらく50年近く生きているヌシです!!

 

ヤシガニ
両脚を広げると「70センチ」オーバー

 

ヤシガニ
重量は「3キロ」オーバー

 

僕もこんな「規格外のヤシガニ」は、初めて見ました!

 

 

このクラスのヤシガニだと、指どころか手首ごと持っていかれるので大変危険です。

 

ヤシガニの持ち方、おとなしくさせる「知識・経験」がないと本当に危険なので、ヤシガニを見つけても手を近づけないようにしてください!

 

ヤシガニ
「超怪力」で危険なので、真似しないでくださいね!

 

試しに、このヤシガニに「竹ぼうきの柄」を挟ませてみましたが、「頑丈な竹」がいとも簡単にズタボロにされてしまいました。

 

ヤシガニに「竹」を挟ませてみる!
 

「ヤシガニ」にズタボロにされた「竹」

 

開発や乱獲により生息数が激減している「ヤシガニ」ですが、沖縄本島にもまだこんなサイズの「ヤシガニ」が潜んでいることに感動しました。

これからもこの海岸で、まだまだ長生きしてほしいです。

 

最後に「記念撮影」!

 

いつまでも沖縄で「ヤシガニ」が観察出来るように、次の世代に美しい環境を残していきたいですね。


ニッシー
それでは、また!

 

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