デカマサ ヒラマサ釣り 20キロ

オカッパリからの泳がせ釣りで「135センチ、26.9キロのヒラマサ」を仕留めた冒険

  • 2021年1月11日
  • 2021年11月28日
  • 釣る

こんにちは!島根のニッシーです!

私用でしばらく地元に帰省する関係で、島根での冒険をアップします。

 


前回記事「超ド級な座布団ヒラメ」に続き、昨年12月は「一生モノの1匹」との邂逅が続きました。

 

ヒラマサ デカマサ 泳がせ釣り
怪物との邂逅が続いた…

 

「95センチ、9.2キロ」の座布団ヒラメを釣り上げたすぐ翌週、その記憶を塗り潰してしまうような「大怪獣との死闘」が待ち受けていたのです。

 

「山陰地区、ヒラマサ王者決定戦」への参戦

 

僕は10月〜3月の期間で開催される「山陰地区のヒラマサ王者決定戦」にエントリーしていました。

大会期間中に、「オカッパリ(岸)から釣り上げた1匹のヒラマサ」のサイズで競う大会で、「カゴ釣り、泳がせ釣り、ルアーフィッシング」と釣り方は自由です。

 

ヒラマサ ルアー ロックショア
ルアーで釣り上げた「80センチ級ヒラマサ」
 

ヒラマサ ロックショア
泳がせ釣りで釣り上げた「70センチ級ヒラマサ」

 

僕も「ルアーフィッシング、泳がせ釣り」でヒラマサを狙っていました。


歴代の大会優勝サイズは、「100センチ、10キロ」クラス。

「60〜80センチクラス」はポツポツ上げていたのですが、入賞のためには「90センチオーバー」を目指したいところでした。

 

日本海最強の魚!「海のスプリンター」ヒラマサ

 

「青物御三家」と称される「ヒラマサ、カンパチ、ブリ」

 

ヒラマサ ロックショア
青物御三家①「ヒラマサ」
 

青物御三家②「カンパチ」
 

青物御三家③「ブリ」

 

「青物御三家」の中でも、「持久力、スピード」で群を抜くと言われるのが「ヒラマサ」です。

「ヒラマサ」の異名は、「海のスプリンター」



フッキングすると「時速50キロ」にもなる速度で釣り人を引きずり回し、「底知れない持久力」で根に潜ってラインをブチ切っていきます。


「重量とスピード」を併せ持つヒキは体感した者にしか理解出来ず、大型のヒラマサをかけた僕の友人は堤防から引きずり落とされたことがあります。

 

オカッパリGT ガーラ 
沖縄の怪物「GT(ロウニンアジ)」

 

沖縄の海には「GT(ロウニンアジ)」という怪物がいますが、「ヒラマサ」は、日本海最強クラスの魚といえるでしょう。

ちなみに、ニュージーランドではヒラマサの近縁種を「キングフィッシュ(魚の王)」と呼びます。

 

対GTロッド「ガーラモンスター」を導入

 

実際に、僕も「デカマサ」の洗礼を受けました。

晩秋になり、「大型ヒラマサ(デカマサ)」の回遊シーズンになると泳がせ釣りの竿に大型がかかり、強烈な走りを止めきれずに根ズレで切られる場面が出てきました。

このとき使用していたのは、「4.5号のヒラマサ用磯竿」

 

堤防ではある程度戦えるタックルですが、根がキツい磯場では「10キロを超えるデカマサ」を無理やり止める必要があり、太刀打ち出来ません。

そこで投入した秘密兵器が、ダイワの「ガーラモンスター」

 

 

リールも同じく、対GT用の「PENN、Slammer III8500」

この組み合わせは、僕が沖縄で「GTやマグロ」といった怪物に挑む時に使用する「最強タックル」です。

 

 

まさか地元の海で、このタックルを使うことになるなんて思いもしませんでした。

「10キロ級のヒラマサ」に狙いを絞った「仕掛けの図」が、こちら。

 

「ヒラマサ泳がせ釣り」仕掛けの図
 

餌のサイズで、「ウキの浮力」を選択

 

エサは「現地調達した魚(アジ、カマス、イサキ、グレなど)を使用し、「目通し」して泳がせます。

 

目通し 泳がせ釣り
「目通し」をしたアジ
 

「目通し」だと魚体に直接針を刺さないので「エサが弱りづらい」、身切れをしにくいので「エサがすっぽ抜けにくくなる」というメリットがあります。

 

対大物用のヘビータックルは「危険」を伴う

 

「怪物クラスの大物」と対峙する場合。

怪物と闘うために強いタックルを選択する際には、「自身の体力に見合ったタックル、ドラグ設定」でないと「命」に関わります。


大前提として、「適切なリールのドラグ設定」が求められます。

 

 

ドラグが緩すぎる場合、いくら強い竿でも「魚の走り」を止め切れずにラインを出されて切られるだけです。

逆にドラグを締めすぎた場合、強すぎる竿から全衝撃をまともに受けて一瞬で海に引きずり落とされたり、ラインブレイク時には反動で吹き飛ばされて大変危険です。

 

ギリギリの範囲で魚を走らせて消耗させる「適切なドラグ設定」、怪物クラスの暴走を受け止める「釣り人自身の体力と持久力」、腰を落としてひたすら受け身で耐える「忍耐力」

 


こうした「経験値」と合わせて、「釣り場の地形、天候要素、魚が走る方向などの運要素」が全て合致した時に、怪物との死闘を制することが出来ます。

 

オカッパリGT GT ガーラ打ち込み釣り
怪物クラスのファイトは、まさに「綱引き」

 

僕は怪物クラスとのファイトを「綱引き」と表現しますが、腰を落として全体重耐えなければならない「地獄のファーストラン」は、体験した者にしか分かりません。

 


僕はこれまで沖縄で、「GTやマグロ、カジキ」といった化け物達にコテンパンにやられて鍛えられた経験があり、ある程度のイメージと心の準備が出来ていました。

 


そして、ついに「大怪獣」との邂逅のときが…。

 

「153センチ、26.9キロのヒラマサ」との死闘

 

以下は「怪物との死闘」の直後、僕がSNSに投稿した内容です。

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【神話の海でみた、白昼夢】


出雲大社の御前、「日御碕」の地磯で、真っ白い夢が降りてきた。

 

日御碕近くにある「出雲大社」

 

何度も大物にヤラれ、対GTタックルで挑んでいた「泳がせ釣り」

現地で調達した「グレ(メジナ)」を餌にした泳がせに襲いかかって来たのは、想定外過ぎる大怪獣だった!

 

餌は20センチ級の「グレ(メジナ)」(写真は45センチの別個体)

 

「グレ(メジナ)」が逃げ回る前アタリに身構えていると、一気に竿が海面に突き刺さり、ドラグがけたたましい悲鳴をあげて、ラインが沖に走り出した。


まるで「大型トラック」に引き摺り回されるような、暴力的な走り!

 

 

ニッシー
「日本海にもGTがいたんだ!!」

 

と、本気で思った。

 

 

沖縄で体感したGTと同等か、それ以上のヒキだった。

 

 

「根に潜ろうとする怪獣」を止めることに死に物狂いで、やりとりは正直覚えていない。

限界までドラグを締めこんでも「地獄のファーストラン」は止まらず、竿を握る「手、腰、全身」がドラグなみに悲鳴をあげていた。

 

 

ニッシー
「意地でも止めてやるっ!!」

 

 

それだけしか頭になくて、とにかく必死だった。

 

 

しばらくリールを巻くことも出来なかったが、「タックル」を信じて竿を立てテンションをかけることで、自分に出来る「最大限のプレッシャー」を魚に浴びせ続けた。

竿を手放して楽になりたい気持ちを必死に抑えて綱引きをしていると、ようやく魚が止まった!

 

すでにお互いの体力の限界が近かったが、背中を岩に預けながら、渾身のポンピング(竿を起こして魚を寄せ、竿を倒しながら素早くリールを巻く動作)」!!

何度かまた走られたものの、観念した魚を徐々に寄せてくることが出来た。

 

 

おそらく体感時間で、ここまで40分近くが経過。

 

死闘の最後は、冬の日本海に飛び込み、腰まで海水に浸かりながらタオルで魚体を縛って岸にずり上げた。

 

そのすぐ後に、僕も酸欠で意識が朦朧として車内に戻ってしばらく気絶。

あわや、共倒れするところだった。

 

釣り上げた怪獣の正体は、「135センチ、26.9キロ」

※釣り場での血抜き後に検量した数値

 

デカマサ ヒラマサ釣り 泳がせ釣り

 

デカマサ ヒラマサ釣り 20キロ

 

デカマサ ロックショア ヒラマサ釣り

 

なんと「胴回り85センチ」という、神話に登場する怪獣のような、規格外サイズの「ヒラマサ」だった。

 

ヒラマサ釣り ロックショア

 

オカッパリからの中国地方記録、日本全体でも歴代ベスト3に入るような大記録!!

「年末ジャンボの1等を当てるより難しいですよ!」

と、持ち込んだ釣具屋の店長さんがお祝いしてくれた。

 

デカマサ ロックショア ヒラマサ釣り
「規格外サイズ」で検量時は大騒動に
 

釣具店常備の検量計では、測定出来なかった

 

メディアの取材をして頂く際に、すっかり忘れていた「ヒラマサ」抱っこの写真撮影中にふと思った。

 

デカマサ ロックショア ヒラマサ釣り

 

ニッシー
「夢でも、まだ覚めてくれるな」

 

 

明日の朝になっても、この投稿が夢と消えていないことを切に願います。

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正直な話、今でも長い「夢」を見ている最中だと思っています。

ハンドランディング成功後に、「アドレナリンが切れたand興奮して叫び過ぎた」ためか呼吸困難に近い息苦しさに襲われました。

 

 

釣り上げた磯場が、駐車スペースのすぐ目前だったことも幸運でした。

 

最後の力を振り絞って魚体を車に運び入れたところで、気絶するように爆睡

数時間後に回復して目が覚めると、大急ぎで検量に向かいました。

 

後部座席いっぱいの「巨体」

 

釣り上げた直後は、満身創痍で写真を撮るのを忘れていました。

なので今回の「ヒラマサの写真」は、メディアの取材の際に改めて撮影して頂いたものなので、実際の釣り場とは無関係です

 

「山陰地区ヒラマサ大会」優勝、大会新記録達成!

 

今回釣り上げた「ヒラマサ」でエントリーした結果、優勝

2位と「40センチ以上」差をつけて、大会新記録でのぶっちぎりの優勝でした(笑)

 

ヒラマサ釣り ロックショア 30キロ
今回釣り上げた「ヒラマサ」の魚拓

 

今回釣り上げた「ヒラマサ」は、記念に「魚拓」を取って、沖縄に持ち帰って来ました。

「魚拓」をより多くの方に見ていただきたいので、僕のブログでお馴染みの「帆掛きそば」さんに展示してあります。

 

帆掛きそば
「帆掛きそば」さんで公開中!

 

皆さんもぜひ、美味しいおそばを食べるついでに見てみてくださいね!

 

次回の記事では、今回釣り上げた「怪物ヒラマサ」を捌いて美味しくいただきます。

その味は、僕が今まで食べた魚の中で、「ダントツ優勝の旨さ」でした!

 

 

ニッシー
それでは、また!

 

【今回のタックル】

 

・ロッド:ダイワ 「バトルゲーム ガーラモンスター
・リール:PENN「SLAMMER III-8500

・メインライン:PE6号
・リーダー:ナイロン24

・釣り針:がまかつ「タマンスペシャル18号

 

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