ハイサイ、沖縄のニッシーです!
僕はシーカヤックのガイドをしていますが、その延長でよくカヤックフィッシングを楽しんでいます。
親しい方とツアーに出かける際はタックルを持って行ってお土産を確保しますし、休日には早朝から漕ぎ出して夢中で釣りを楽しんでいます。
今回はカヤックフィッシングで、70センチ級のタマンを釣り上げた冒険です。
カヤックフィッシングの魅力
「カヤックフィッシング」の魅力は、「機動性、自由度の高さ」です。
オカッパリの釣りと異なり、自分で魚がいるポイントを探して移動しながら釣りを楽しむことが出来ます。

沖合で起こる「ナブラ(大型魚に追われて小魚の群れが水面を跳ね回っていること)」、魚が多い「リーフエッジ(サンゴの際)」等、自身がカヤックを漕ぐ船長となって、魚がいそうなポイントを次々と攻めていくことが出来ます。
カヤックは「波・風」の影響を大きく受けるので、当日のポイント選びでの安全管理は絶対ですが、安全に気を付ければ誰でも気軽に楽しむことが出来るアクティビティです。
カヤックフィッシングで「タマン」を狙う
僕がカヤックフィッシングでよく狙っているターゲットが、「タマン(ハマフエフキ)」です。
沖縄では「打ち込み釣り」での人気が高いタマンですが、近年はルアーフィッシング人気も高まっています。
※「打ち込み釣りでのタマンの釣り方」はこちらの記事をご覧ください。

一説によると、タマンのヒキは「マダイの3倍」とも言われています。
ヒットすると、まるでダンプカーのように突っ走る「タマンの暴力的なヒキ」は、一度体験してしまうとヤミツキになってしまいます。
よく釣れるタマンのアベレージサイズは、「50センチ」までの個体が多いです。
ごく稀に釣れる記録級の「70センチクラスのタマン」は、沖縄の釣り人憧れの存在です。

僕は沖縄に移住してきて9年間、「打ち込み釣り」や「ルアーフィッシング」でタマンはたくさん釣り上げてきました。
それでも、これまでの僕の自己ベストは、62センチ。
いつか「夢の70センチ級」を釣り上げることを目標にしてきました。
夢の「70センチ級タマン」との邂逅
この日は、早朝からカヤックを漕ぎ出してタマンを狙っていました。
干潮からの上げ潮狙いで、海面がやや波立っている絶好のコンディション。

タマンの回遊ルートを予想して、「砂地で藻場の隙間の地形」に狙いを絞ってルアーを泳がせていました。
実釣開始から2時間程が経過。
流すポイントやルアーを変えながら粘っていると、「ガツンッ」!!
暴力的なヒッタクリの後に、ギリギリまで絞めたドラグが引きずり出されて、相棒のワールドシャウラが根本のバッド部分から曲げられました。
と確信したものの、今日は軽めのルアーで遊ぶつもりだったので「ライトタックル仕様」。
乗っているカヤックの浮力をドラグ代わりにしながら、根に向かって走るタマンを何とか浮かせました!

釣り上げたタマンは、これまで見たことがないようなビッグサイズ!
カヤックの上で大暴れするタマンを〆てから、波の静かな浅瀬に移動しました。


一旦上陸して、タマンのサイズを測ってみることにしました。
「70.5センチ、4キロオーバー」で自己ベスト更新!
上陸してから、記念撮影。
持ち上げてみて、改めて大きさを実感しました。
サイズは、「70.5センチ、4キロオーバー」。
夢の70センチ級で、自己記録を更新するタマンでした!


僕が9年間追い続けてきた、夢の「70センチ級タマン」です。
ちなみに、現時点でのタマンの沖縄県記録サイズは、「84センチ、7.8キロ」。
今度は「タマンの沖縄県記録」を更新するのが、僕の新たな目標となりました。

今回のヒットルアーは、シマノ「サイレントアサシン99F」。
普段は「7センチサイズのルアー」をよく使用するのですが、今回は海面が波立っていたので、強くアピールするために大きめのルアーを選択していました。
新品を使用していたのですが、今回のタマンの攻撃でボロボロにされて、浸水のため殉職しました。
次回の記事では、「タマンのルアーフィッシング」で使用するタックルの詳細を紹介します。
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