ハイサイ、沖縄のニッシーです!
前回の記事では、ルアーを使ったカヤックフィッシングで「70.5センチ、4キロオーバーのタマン」を釣り上げた冒険を紹介しました。

ここでは、沖縄でのルアーフィッシングタックルの紹介。
特にタマンに狙いを定めた、僕が実際に愛用している「タックル(ロッド、リール、PEライン、リーダー)」を紹介します。
僕は普段から、釣り場に「ライトタックル」&「ややヘビーなタックル」の2本を持参しています。
用途が異なるタックルを複数用意することで、当日の状況に応じて臨機応変に対応することが出来ます。
今回は、タマン狙いのルアーフィッシングタックル「ヘビータックル編」です。
※「ライトタックル編」は、こちらの記事をご覧ください。
【ロッド】ワールドシャウラ2833RS-2
以前に紹介した、「ワールドシャウラ 2831R2」よりもパワーがあるロッドです。
こちらもルアーフィッシングのみでなく、チョイ投げやウキ釣りをしたり、オフショアで使用したりと、商品コンセプトの通り「世界中のありとあらゆるターゲットに対応したフリースタイルロッド」です。
【ロッドスペック】
全長(m):2.51
継数(本):2
仕舞寸法(cm):130
適合ルアーウェイト(g):10〜50
適合ラインPE(号):MAX3
このロッドは、「大型タマン」や「10キロクラスのガーラ(ロウニンアジやカスミアジ)」用に購入しました。
モンスター級が潜む「離島エリアでのルアーフィッシング」、「オフショアでのライトキャスティング(カツオやシビマグロ狙い)」で大活躍しています。

沖縄で「ワールドシャウラ 2833 RS-2」を使用するメリットとしては、
①:ガイド径が大きいので、「太いPEライン、リーダー」をストレスなく使用出来る
沖縄でのルアーフィッシングの場合、「大型魚狙い・根ズレ対策」で太いラインやリーダーを使う場合が多々あります。
ルアーロッドはガイド径が小さいものが多く、太いラインを使用するとキャスティングが失敗しやすくなったり、飛距離が低下してしまいます。
飛距離は釣果に繋がる大切な要素ですので、ワールドシャウラ のガイド径の大きさは、重要なポイントです。
僕はこのタックルで、適合ラインより太い「PE2号、ナイロン8号」を使うこともあります。
②:使用出来る「ルアーの許容ウェイト」が広い
カタログスペック上でのルアーウェイトは、10〜50グラムとなっていますが、実際の許容ウェイトはさらに広いです。
僕は状況によって7グラムのミノー、80グラムのジグを使用したりしています。ルアーのウェイトを乗せて反発を活かしたキャストが出来ます。
③:強力なロッドパワーで、魚を「曲げて獲る」
ロッドパワーの強さに定評があるワールドシャウラ ですが、ロッド自体はしっかり曲がり癖がない「レギュラースローテーパー」に設計されています。力強いのは、根本の「バット部分」です。
今回のタマンのように、沖縄のルアーフィッシングでは予期しない大型魚が喰ってくることも多々あります。
ロッドの「ティップ(先端部)」から「ベリー(中間部分)」がしっかり曲がり、力強い「バット(根本部分)」が魚の走りに耐えてくれます。
魚がヒットした時に、大・小のサイズに関わらずに信じて曲げ込めるロッドです。
【リール】ツインパワーSW5000HG
続いて、僕が上記のロッドと合わせて使用しているリールの紹介です。
このリールも使用頻度が高く、ルアーフィッシングの他に、スプール交換をして、巻いているラインを使い分けて餌釣りにも使用しています。
【リールスペック】
・ギア比:5.7 / 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):97
・実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):8.0/13.0
・自重(g):415 / スプール寸法(径/ストローク)(mm):54/19
・ナイロン糸巻量(号-m):4-200、5-150、6-130 / PE糸巻量(号-m):2-350、3-240、4-170
シマノ社の「ツインパワーシリーズ」は、耐久性に定評があるリールです。
「ツインパワー」⇒「ツインパワーXD」⇒「ツインパワーSW」の順に耐久性が強くなるので、このリールは最も耐久性があるシリーズになります。

ライトタックル用リール「ツインパワーXD4000XG」の重量が245グラムなのに対して、「ツインパワーSW5000HG」は415グラムあります。
この重量の差は、使用されている「ボディーパーツ、ローター、防水機構」等の違いです。
「オフショアキャスティング・ジギング」等のハードな釣り、より大型魚を想定する釣りでは「SWシリーズ」が絶対オススメです!
【PEライン】ピットブル8-2号(300m)
「狙うターゲット・地形」によって使用するラインは変えますが、ヘビータックルでは「PE2号」を主に使用しています。
愛用しているのは、シマノ社「ピットブル」です。
ヘビータックルでのルアーフィッシングの際は、PE2号を300メートル巻いています。
ライントラブルを避けるため、不意に訪れる大物と対峙するために、半年に1回ペースで裏巻き、1年に1回ペースでライン交換を行っています。
釣行後には、ラインの毛羽立ちチェックを行い、上のような「コーティング剤」をスプレーして、ラインの劣化対策をしています。
【リーダー】ソルトマックス ショックリーダー TypeN (30lb)
近年のリーダーは、「フロロカーボン素材」の商品ラインナップが多く、僕の周囲にも「フロロライン」使用者が多いです。
ただ、僕がルアーフィッシングで使用するリーダーは、「ナイロン素材」。
ナイロンリーダーでも、下の商品一択です。
この製品の大きな特徴は、「結束時にちぢれにくい」こと。
ノットを組む際の「締めつけやすさ」がピカイチで、フロロ素材と比較したスナップ等への結束強度の安心感が段違いです。
●信頼のラインシステムで魚をキャッチ。
●アプロード超柔軟性&特殊耐摩耗加工
●超衝撃吸収!
ショックリーダーに求められる衝撃吸収力。またファイト中の根ズレや魚の歯、魚体からの ダメージ回避力。そこでアプロードは魚を確実にキャッチするため「アプロード超柔軟性&特殊耐摩耗加工」でショックリーダーとしての性能を強化。太いラインも締めこみやすく、キャスティング時のライン放出もスムーズでリールスプールとのなじみも抜群。 スレ傷からのラインブレイクを回避する信頼のショックリーダーです。
(サンヨーナイロン社製品ページより引用)
ナイロン素材の「やわらかさ、しなやかさ」を持つ特性の恩恵で、
●フロロ素材のような巻きグセがつかない。
●小型ルアーの泳ぎを阻害せず、本来の泳ぎを引き出す。
●伸びの良さがクッションの役割を果たし、魚のバラシが少ない。
といったメリットがあります。
懸念点として、「ナイロン素材は根ズレに弱く、フロロ素材は根ズレに強い」という話をよく聞きます。
個人的な経験からすると、「ナイロンラインの方が根ズレに強い」と実感しています。
改めて調べてみると、「ナイロンライン」は1本のラインで出来ているのに対して、「フロロライン」は縦の繊維状になっています。
「ナイロンライン」はもともとが1本のラインなので、根ズレで傷ついても全体の力で引っ張り続けることが出来ます。
一方で「フロロカーボンライン」は、傷ついた箇所から破断してラインブレイクしてしまうのです。
「フロロカーボンライン」は、繊細なアタリをとる釣りに効果的なので、それぞれの「メリット・デメリット」を考えて使い分けるようにしています。

以上、僕がタマン狙いの沖縄ルアーフィッシングで使用する「ヘビータックル」の紹介でした。
「タマン狙いのオススメルアー」については、下記の記事で紹介しています。
■「タマン狙いのオススメルアー」ミノー、シンキングペンシル編はこちら!
■「タマン狙いのオススメルアー」バイブレーション、その他ルアー編はこちら!
次回の記事では、タマン狙いで愛用している「おすすめルアー」を紹介します。