ハイサイ、沖縄のニッシーです!
前回の記事では、「タマン狙いのおすすめルアー:ミノー、シンキングペンシル編」を紹介しました。
今回は、「バイブレーション、その他ルアー編」となります。
強烈なファイトでアングラーを楽しませてくれる「タマン」は、沖縄で人気が高いターゲットです。
「打ち込み釣り・カゴ釣り」で狙うのが一般的ですが、近年は「ルアーフィッシング」人気も高くなっている魚です。

本記事では、僕がタマン狙いのルアーフィッシングで使用している「おすすめルアー」を紹介します。
僕がルアーでタマンを狙う際は、「ボート、カヤックフィッシング、リーフウェーディング」で釣行しており、「水深2メートルから20メートル」を狙っています。

ルアーカラーは、「赤金・コットンキャンディー」等のアピール重視の派手な色を使用する場合が多いです。
ルアーサイズは、「6センチ~9センチ」をメインに使用しています(ベイトサイズが小さいため)。
これまで色々なルアーを試してみて、「自分なりに実績がある・投げていて楽しいと思う」実績のあるルアーをまとめました。
【バスデイ】レンジバイブ70ES、レンジバイブ55ES
「レンジバイブ」シリーズは、バスデイ社から販売されているバイブレーションです。
サイズ違いで「6種類(45 mm, 55 mm, 70 mm, 80 mm, 90 mm, 100 mm )」販売されており、ベイトサイズや使用する水深によって使い分けます。
僕は「55、70mmサイズ」を使用する場合が多いです。

シーバスを中心に全国で愛用者が多いルアーで、国内でバイブレーションといえば「レンジバイブ」とされる程の名作ルアーです。
「投げて巻くだけで釣れるルアー」として有名で、ルアーフィッシングの腕の差が出にくく、初心者にも扱いやすいルアーだと思います。
「ナイフエッジ構造」という独自の構造をしており、抜群の飛距離に加え、派手すぎないアクションのおかげで魚が違和感を感じにくいとされています。
色々な使い方が出来るルアーですが、「やや早めのただ巻き」での使用がオススメです。
「水温が高い高活性時は早め」に、「水温が低い低活性時は遅め」にと、状況に合わせて巻き速度を変化させるのがコツ。
「ピンポイントの居着き個体狙い」ではなく、「広範囲から魚をスピーディーに探す」ような場面が最強です。
【シマノ】サルベージブレード28g、サルベージブレード36g
「サルベージブレード」は、「スピンテールジグ」に分類されるルアーです。
重量を活かした「圧倒的な飛距離」と、後方についた「ブレード」で広範囲の魚にアピールが出来ます。

「ルアーアイ(スナップを付けたり、釣り糸を結び付ける部分)」が広いため、キャスト時にスナップが後方に移動してより飛距離が出るのが特徴です。
軽い力で振りかぶっても、70mから100m近く気持ちよくルアーが飛んでいきます。
使用方法もシンプルで、狙いのタナまで沈めてゆっくりタダ巻きしてくるだけです。
僕がよく使用するアクションは、中層付近の水深をゆっくり「フォール(落とす)」させる動き。
「竿先でゆっくりルアーを持ち上げて落とす動き」を意識すると、ブレードが回転しながら落下して、やる気がある魚にアピール出来ます。

注意点としては、重量があって落下スピードが速いため、慣れていないと根がかりロストが多発すること。
水深が10m以上、出来れば20m前後の水深があれば非常に攻めやすいです。
これはどんなルアーにも共通することですが、「釣り場の水深や地形の把握、魚がヒットした後で根に突っ込む力」を頭に入れてルアーを選択することが重要です。
【ブリーデン】メタルマル13g、19g、28g
先ほど紹介したサルベージブレードに続き、「メタルマル」もスピンテールジグに分類されるルアーです。
こちらも「飛距離」と「ブレード」によって広範囲への魚にアピールが出来ます。

竿先をチョンチョンと動かすと、水中で跳ねるようなアクションをし、潜行中にブレードがキラキラ回転して、魚に猛烈なアピールをします。
「リフト&フォール(水中でルアーを上下させる動き)」の他、表層から中層をタダ巻きしたり、ジギングのように落とし込んで縦に誘ったりと多様な攻め方が可能です。
先ほど紹介した「サルベージブレード」と比較してブレードが小さいため、「プレッシャーの強いエリア、魚の活性が低いとき」には、この「メタルマル」を使用しています。
「メタルマル」については、以前にこちらの記事で詳しく紹介していますので、よかったらご覧ください。
蛙スプーン
沖縄で生まれたご当地ルアーであり、沖縄での定番ルアーとして有名なのが「蛙スプーン」です。
一般的にスプーンといえば淡水域のトラウト類に使用するイメージがありますが、沖縄では海のルアーフィッシングでの定番です。

「蛙スプーン」は、一般的なスプーンと比較して、「構造・アクション」が大きく異なります。
一般的なスプーンは「表側(凸側)のエッジを丸く、裏側(凹側)のエッジを角にする」しますが、蛙スプーンではそれが逆になっているそうです。
水流圧があたる裏側が丸になっていることで、水流の受け流しがスムーズになり、フォール中や泳ぎのアクションが滑らかになるようです。
例えるなら、「ヌメヌメとした、より生き物らしいリアルな動き」です。
「ただ巻き」はもちろん、「リフト&フォール(上下の動き)」、潮の流れにルアーをのせて流す「ドリフト」も有効です。
沖縄ではもちろん、僕の地元の島根県の海でも「蛙スプーン」は抜群の実績を出してくれました。



僕の地元・島根県での「蛙スプーン」の実績は、こちらの記事で紹介しています。